Super Multi Coated TAKUMAR f1.8 55mmオーバーホール!②

カメラ
Photo taken with Focos

さて、前回に続き、前玉ユニットをバラしていきます。

こんどこそオーバーホール!

前回は銘板を外すまで、でした。
いよいよ前玉ユニットをバラします。

ユニットをバラすためには、まずユニットを取り出します。
写真の赤丸部の溝にカニ目を固定し、グッと力を入れて緩めます。緩める方向は通常のネジと同じ方向で、左回転させます。

一発緩めることが出来たら、爪楊枝や竹串を溝にあてがい、クルクル回します。カニ目は傷つけやすいので、極力使わない方向で。。

完全に緩んだら、サッカーで持ち上げます。爪楊枝でクルクルしなくても、サッカーでクルクル回してもよいです。

はい、これが前玉ユニットです。
前玉ユニットをバラす順番は前と後ろ、どちらでも構いませんが、後ろ側から今回はバラしてみましょう。

後ろ側のネジ部の一部にニス?で接着されています。
吸盤オープナーでねじ開けますが、動かない場合は無水アルコールでニスを溶かしてやると緩めやすくなります。

外したらこんな感じ。。

次に前玉ユニットの前側を外しましょう。。

外す時に力入りにくい時は、吸盤オープナーにレンズをはめこみ、カニ目で緩めます。

一番前側が緩んで、レンズも外すと、中心部のレンズを取り外します。
これも奥側にカニ目を入れる溝があるため、一発緩めたらまた爪楊枝で緩めます。

外したレンズは無水アルコール等で洗浄します。ビンのままだと使いにくいので、百均で小瓶を買って詰め替えています。
時間に余裕があれば、このレンズを天日干しして、紫外線に当ててやれば黄変が緩和されるようです。

前玉ユニットを組み上げ

レンズの洗浄が終わればサクッと組み上げましょう。
レンズの向きは下図参照。

レンズを固定して、次のレンズを固定する前にはかならずブロワにてチリ・ホコリを取り除きます。
しっかりしましょう!油断をするとすぐにチリやホコリが入ります。

前側のレンズを撮り忘れています。
前玉ユニットの後ろ側レンズを入れて固定します。ニスによる固定はしなくてもキチンと作動します。(何千回と使ってたら緩む可能性は否定できませんが・・・)

後玉ユニットをバラします

前玉ユニットと同じく吸盤オープナーで緩めます。
もしかすると状態によっては、レンズの固定リングが緩むかもしれません。その時はカニ目でいくしかないでしょうね。

後玉ユニットもニスによる接着があるため、無水アルコールにて溶かします。
溶かしてもなお固い場合は、潤滑剤を注入しても良いかもしれません。ただし、しっかり油分を除去する必要があります。

後玉の前側レンズを外しました。

後ろ側をカニ目で緩めます。
キズがいかないように注意です。ここなら、マスキングテープで保護するのもアリだと思います。

後ろ側レンズを外しました。
黄変してますねーー。本来なら屋外で感光させた方が良かったのでしょうが、夜中にイソイソ作業してたので、今回はメンテナンスのみです。

一応、レンズを全部バラしたので、絞り機構もチェックしときましょう。ピントが合っていませんが、絞り羽根の油染みを確認します。
オッケーですね!絞りピンも押してみて渋い感じが無いか確認です。

メンテナンスが終わったらユニットを組み込みましょう。
まずは、今さっき終わった後玉。

前玉ユニットを組み込みます。

動作チェック

肝心な写真を撮れていませんが、銘板を取り付ける前に一度カメラで動作確認です。
レンズの逆組があると一生ボヤけたり、曇ったりマトモな動きをしません。
絞りの確認も合わせて行いましょう。

カビのチェック

さて、カビの具合はどうでしょうか?

我ながらキレイに出来ました。
構造も比較的簡単で、慣れれば15分くらいでもできるんじゃなかろうかと思われます。

この術が確固たるものになれば、ジャンクのようなレンズも少しの手間を楽しむだけで安くイマ流行りのオールドレンズを手に入れることができます。
また、レンズの基礎を学ぶにはヒジョーにシンプルで分かりやすいです。

ぜひオーバーホールを楽しんで下さい!

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