カメラ レンズ

APS-C機にフルサイズのレンズを付ける最強メリットとは!?

2022年2月3日

APS-C機は色々とフルサイズ機に繋がる性能だったり機構を持っており、特にレンズはマウントの互換性もあったりします。

中にはフルサイズ用レンズを付ける人も多く、選択肢が広がる反面、値段の高いフルサイズのレンズを付けるメリットって考えてしまいますよね。

僕もAPS-C機を使っていた頃はフルサイズ用のレンズを使用していました。

それはよく言われる「ステップアップした際の資産にもなる」、という理由もありますが、もう1つあまり語られない大きな理由があるのです。

最強のメリット、それは「収差」

フルサイズのレンズを使うと画質が良いものが多いので、画質が向上することも大きな要因ですが、僕の考えるフルサイズのレンズを使用する最強のメリットは「収差(しゅうさ)」です。

収差とは?

今回の内容ですべて解説すると冗長になってしまうので、ざっくばらんの内容しか記載しません。

レンズから入ってくる光(写真)をセンサーで受光して写真データになりますが、そのセンサーで受光する際にレンズの形状や組み合わせ方等で光がズレてしまいます。

これは高級レンズであろうが避けられない現象です。

以下の図はあくまでイメージした例です。

左は収差なし、真ん中はコマ収差で外周が少しブレたようになっています。右は歪曲収差(わいきょくしゅうさ)で、写真が歪んでいるように見えます。

「画角」の違いによる収差の違いがポイント

さて核心に迫っていきます。

先程書いた「収差」ですが、構造上、レンズの周囲や端っこで発生しやすく、中心に向くほど収差が発生しないクリアな描写になります。

そして、次に、、、APS-Cの焦点距離はフルサイズの約1.5倍(キヤノンは1.6倍)の画角になり表示さらた焦点距離よりも狭い画角になります。

要するに、50mmのレンズを使っていても80mmくらいの画角(広さ)になってしまい、その画角に収めようとすると被写体から下がることになり、窮屈な思いをしている方も居るのではないでしょうか?

ここまで書くとお分かりの方もいらっしゃるかも知れません。

そう、画角が狭くなる分、収差が発生しやすい周囲は切り取られてしまうため、写っている全体的に収差の少ない写真ができあがるのです。

以下、先程の画角の図にエフェクトをかけて収差をイメージした図です。

上図で分かるように、フルサイズの画角では画角周囲がブレたようになってしまい、少しボヤっとした写りになっています。

しかし、APS-Cは切り取られている分、画角は狭くなっていますが、ほぼ全体的に収差もなく均一な描写がされています。

この均一な描写が大きなポイントで、普通、フルサイズのレンズで均一な描写は高級レンズしか達成出来ません。というか、達成するには高級になってしまいます。

ですが、APS-C機であれば収差の出ている外周部分を切り捨ててしまうため、解像感の高い描写をすることが出来るのです。

フルサイズレンズは幅が広いけど描写性が良い

さて、以上が本日の醍醐味ですが、あと補足的に書いて終わりにします。

フルサイズレンズはコストパフォーマンスを求めたもの、描写性能を求めたもの、様々な趣旨のレンズが存在するため、一概に言ってしまうのは乱暴ですが、基本的にどれをとっても描写性能はそこそこ~最高画質まであると思います。

APS-Cレンズでも描写性能は悪くありませんが、メーカーとしてはユーザーをフルサイズへ移行させたいため、描写性能が高いものはありません。

このため、フルサイズのレンズは元々描写を求めているものが多い商品が多い、加えて画角で切り捨てが発生するため、APS-C機にフルサイズのレンズを付ける最強のメリットが完成します。

逆に言えば、高級レンズで無くてもAPS-Cならそこそこの画質を量販グレードのレンズで得ることができます。

それでいて、フルサイズへステップアップした場合に、そのレンズはそっくりそのまま使えるため追加コストもかからず、更にそのレンズの持つ本当の画角を味わうことができるため、一度で二度美味しい状態を味わうことが出来ます。


ぜひ皆さんも色々なレンズを試して自分の表現を広げてみてください!

機材が変われば見え方が変わり、より一層写真生活が楽しくなります!

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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